フレイル予防プロジェクト
フレイルとは加齢による介護予防予備軍の「虚弱」の事をいいます。我々は、プロジェクトを通し、地域の皆さんにフレイルを知ってもらう事で、自身の生活習慣を見つめ直して、健康寿命を延ばす目的で取り組んでいます。

フレイルは可逆的で健康を意識する事で進行を鈍化させたり、健康に戻れたりする事が可能です。
フレイルは負のスパイラル

上図のように悪循環で進行していきます。
あなたは大丈夫?フレイルチェック

太枠内の項目で4項目以上の該当でフレイルの可能性あります。
参照資料
- 新開省二他.要介護状態化リスクのスクリーニングに関する研究: 介護予防チェックリストの開発.日本公衆衛生雑誌2010;57(5):345-354
- 新開省二他.「介護予防チェックリスト」の虚弱指標としての妥当性の検証. 日本公衆衛生雑誌2013;60(5):262-274
- Shinkai S et al.Public health approach to preventing frailty in the community and its effect on healthy aging in japan. Geriatr Gerontol Int,16(Suppl 1):87-97,2016
どうしたら予防・回復できるのか?
栄養
バランスのとれた食事は勿論ですが、それを、出来る限り決まった時間に摂取するように心掛ける事が重要です。人間の体は毎日、夜暗くなると眠くなり、また朝昼晩と大体決まった時間にお腹が空きます。この体内時計で刻まれるリズムは、ストレス応答に必要なホルモンなどの分泌も調整していて、この体内時計が長期的に乱れると生活習慣病などの病気にかかるリスクが高くなることがわかっています。規則正しい生活リズムによってホルモンの分泌を正常にし、元気な体にしていきます。
運動
筋肉は使わないと脳が指令を出し、要らない筋肉として、無くしていく事が分かっています。筋力が低下すると関節に痛みが生じやすくなり、サルコペニア(加齢性筋肉減少症)を経て、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)になります。そのことから筋力トレーニングも入れバランスよく行っていきましょう。またこの運動も日中に行う事で、目に入る光と相まって生体リズムが同調し増強されます。
社会
社会とは人との交流の事です。高齢者の閉じこもりではその原因によらず負の健康障害の達成に強く関連することが知られています。例えば1か月のあいだにめったに外出しない高齢者では外出する高齢者に比べて2年後の死亡率が2倍も高くなることが明らかになっています。閉じこもりや孤立を無くすことが、社会面のフレイル予防に繋がると言えます。外出をするだけでなくその際に交流があることがとても重要になります。
参照資料
- 第152回老年学・老年医療学公開講座
- 「フレイル」ってなに?~自立した老後を過ごすための予防、診断、対策~
地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター
れっど・しゃっふるのフレイル予防プロジェクト実績
東京都健康長寿医療センターのアドバイスをもらい、志茂の地域を中心に取り組んでいます。
- 第1弾「フレイルを知ろう!いきいき運動ステーション」(2018年)pdf(2020/06/16更新)
- 第2弾「フレイル予防リーダー育成セミナー&スポーツ体験」(2018年)pdf(2020/06/16更新)
- 第3弾「シニアの為の出張運動講座」(2019年)pdf(2020/06/16更新)
- 第4弾「プロジェクト実績 第4弾」(準備中)
- 第5弾「プロジェクト実績 第5弾」(準備中)
- 第6弾「プロジェクト実績 第6弾」(準備中)
- 第7弾「プロジェクト実績 第7弾」(準備中)
社会:地域のボランティア活動に参加してみよう!
- 志茂ジェネ協議会
- 東京都北区NPO・ボランティアぷらざ
- 北区花火会
- れっど・しゃっふるの運営協力・ボランティア
- 伝縁風景あさがお
運動:運動を始める!
- ノルディックウォーキング
- 詩吟を楽しむ会
- エンジョイダンススポーツ(社交ダンス)
- ヨガ
- 瞑想